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ウォームアップと柔軟性

09902

【ウォームアップと柔軟性】

バレエダンサーの感覚がスポーツ競技者と異なる点のひとつにウォームアップの捉え方があります。競技者は、ランニングやステップ動作などを用いて軽く汗をかくような動きを行うことをウォームアップと捉えていますが、バレエダンサーとくに愛好者のなかには、バレエのレッスン前に行うストレッチをウォームアップであると認識している人も多いのです。今回は、ウォームアップについて解説していきます。


ウォームアップとは、身体内部の温度を1〜2度上昇させることが目標であると言われています。

では、なぜ身体内部の温度を上げる必要があるのでしょう?

1984年のFoxらの研究では、この体温上昇は、新陳代謝率や筋内の酵素活動、筋への血液量の増加や、筋に達する酸素量と筋内で放出される酸素量の増加と結びついていると報告されています。つまり、筋が収縮するときの燃料となるエネルギーを効率的に生産できるということです。

また、体温上昇には筋の弾性(バネ)の増加や、腱や靭帯の柔軟性の増加などにも効果があるといわれています。これらの要素は、神経と筋の協調を高めたり、損傷を受けにくい状態を作り出すことから、傷害予防に役立つことが示唆されています。ダンスにおいては、相反する動きが多く含まれているため、十分な速さで筋が弛緩できないと拮抗筋(関節運動によって伸ばされる筋)に断裂が生じる恐れも指摘されています。(Barnard et al.1973)


では、ウォームアップはいつ行えばよいのでしょう?

ウォームアップの効果は一時的なものであるため、激しいパフォーマンスを行う直前の15分以内に行うことが理想とされています。(Astrand & Rodahl,1977)
そして、生理学的には45分間の休憩によって効果が消失するとみられています。つまり、午前中のレッスンは午後のリハーサルに備える上では不適切だということになります。つまり、ダンサーはそれぞれのパフォーマンスの前に短いウォームアップを入れることが効果的なのです。

これらの様々な研究結果を参考に、ぜひ怪我のないパフォーマンスを行っていただきたいと思います。
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